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傷には消毒

2月の休診日:水曜日は休診日、19日(日)はAM12時00分までの診療となります。
2月の家庭犬しつけオリエンテーションは19日(日)14時00分からになります。

院長の吉岡です。

このブログ、あまりにも動物病院らしからぬ感じなので今年からは少しそれっぽい事も頑張って書いてみようかなと思います。
目標は月に1回、いつまで続くでしょうか(笑)。

最初のテーマは「傷には消毒。」です。
昨年も書いたのですがこちらにまとめました(昨年の記事を間違って消去したため…)。
次回は早めに何か新しいこと書かないと…。

最近はテレビでも耳にしますが、何年も前から獣医師を対象にしたセミナーなどで
「傷に消毒は有害である、消毒はしない方がよい。」とよく言われています。
「今時傷を消毒する人は時代遅れで勉強していない。」とも…。
確かに害があるのは事実ですが、イヌ・ネコの創傷治癒において大事な事は

①消毒より感染のほうがかなり有害(消毒剤の種類などにもよりますが…)
②イヌ・ネコの外傷などではほとんど感染がある

ということです。
勿論全てではないのですが、特にワンちゃんネコちゃんの外傷などでは実際消毒しておいた方が結果として早く治る場合も多いと思います。
それを知らないと

高価なドレッシング材を用いて外傷が2週間で治ったので満足していたが、実は消毒していたら1週間で治っていたはずだった・・・。

みたいな事も起こってしまいます。
テレビやセミナーなどで耳にして闇雲に「傷は消毒してはいけない。」とだけ思うのは危険です。
獣医師の場合、目新しい論文等をちょっと目を通しただけで闇雲に信じるのは危険といったかんじでしょうか。
特に目新しい内容ほどネット等ですぐ広まりますが、それがすべて正しいとは限りませんので気を付けないといけませんね。
尚、一般的な開腹手術などの傷(術創)は問題となるような感染がないのが普通ですので、特別な指示がないかぎり消毒は必要ありません。

まだまだヒトと「イヌ・ネコとの創傷治療の違い」「薬用石鹸はなくなる!?」などの話題もと思いますがまたの機会に。

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おまけ:当院で使用頻度の多いスルファジアジン銀のクリーム

院長 吉岡

by ac-tanpopo | 2017-01-28 20:27 | 獣医学いろいろ